平成最後の・・・
平成30年もあと一週間となりました。来年には新たな元号になるということで、世の中はこの30年を振り返り総括するための年末になりそうです。今日は株価もだいぶ下がったようですが、さて反発はあるのか・・・ちょっと先の未来さえも見通せない時代になりました。
自分の身近な話ですが、先週22日(土)に県道30号線飯能寄居バイパス新堀北平沢工区が開通しました。道路は人・モノの流れを変えていきます。バイパスは越生町成瀬から宮沢湖の北までがつながりました。この整備効果は飯能市街から埼玉医大国際医療センターまでを従来のルートから8分短縮するとのことです。高麗川橋や南平沢交差点等の渋滞は緩和され、救急車両の到着時間の短縮にも資するものになるかもしれません。
実はこのバイパスは自分とっては少なからず因縁のあるものなのです。私の実家はこの計画道路上にありました。自宅は平成2年に、営んでいた事業用の工場は平成4年に収用により移転することになりました。もしあの土地が今でもあったなら・・・違う人生があったのかもしれません。
その自宅の引っ越しをしたのが、平成2年12月23日、有馬記念でオグリキャップが奇跡のラストランを飾った日でした。引っ越しの中、テレビ越しに見たドラマよりもドラマチックな光景、17万人のオグリコールは自分の魂を深く揺らしました。そして28年の時を越えて、日も同じ12月23日。勝ち馬は、春に毎日杯を圧勝してクラシック有力候補となった3歳馬。ハービンジャーの血脈は、少し緩めの馬場を味方につけて、大本命馬の追撃を振り切りました。ダービー2番人気、菊花賞1番人気でも勝ちきれなかった馬が平成最後の有馬記念で初GⅠ勝利をあげました。その馬の名はブラストワンピース。新たな時代を駆け抜け、幾多の名場面を見せて欲しいものです。思えば昭和最後の有馬記念を制したのは、当時4歳(現表記3歳)のオグリキャップでした。その後のファンの記憶に焼き付けられた走りは、知る人ぞ知るところです。
さて、2019年になりますと、ラグビーW杯日本開催中の10月1日に消費税の税率が10%に引き上げられます。それと同時に軽減税率制度が実施されます。事業者の皆様におかれましては、この複数税率に対応した税率ごとの区分経理が必要となります。まず4年間は「区分記載請求書等保存方式」によって対応します。「区分記載請求書等保存方式」とは、現行の請求書等保存方式を維持したうえで、帳簿、請求書等の記載事項を追加するものです。請求書等の記載事項は次の通りとなります。
(現行の記載事項)
① 書類作成者の氏名又は名称
② 課税資産の譲渡等を行った年月日
③ 課税資産の譲渡等に係る資産又は役務の内容
④ 課税資産の譲渡等の対価の額(税込)
⑤ 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
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(追加記載事項)
① 軽減対象資産の譲渡等である旨
② 税率ごとに合計した課税資産の譲渡等の対価の額
現行の方式と大きくは変わりませんが、いくつか留意する点はありますので確認が必要です。
軽減税率(8%)が適用されるものは次の2品目です。
・飲食料品(酒類、外食、ケータリング等を除く。)
・週2回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの)